Planetariumプラネタリウム

夜空に輝く星々。その美しい星空をドーム空間に忠実に再現するために、五藤光学研究所はプラネタリウムを作り続けてきました。

1959年(昭和34年)、国産初のプラネタリウムを開発して以来、私たちは、科学的に正しく、かつ、美しい星空を目指してきました。恒星は、実際に観測された10億個ほどの星のデータを元にプラネタリウムのための独自のデータベースを構築し、このデータベースを元にして恒星原板※ を自社開発で作り上げています。天の川を作り出す一つ一つの星も、全てです。私たちが創り出すプラネタリウムで天の川が本物の星空を見ているかのように浮かび上がっているのは、こういった“正しい星空”へのこだわりから生まれるものです。

私たちは、プラネタリウムは本物の星空に誘うための“星空再現装置”であると考えています。だからこそ、より本物らしい、美しい星空の再現を、日々追い求めているのです。またプラネタリウムは、星空だけでなく、ドームスクリーンや音響システム、リクライニングシート、コンソールなどの周辺設備が揃うことで、その力を十二分に発揮します。弊社は、施設ごとに異なる設計やシステムの構築を行い、機器の開発・製造・納品だけでなく、その後の維持管理や、番組コンテンツの制作、解説員の養成まで、多くの技術者、専門分野の力を結集し、プラネタリウムの総合プロデュースに取り組んでいます。

※ 恒星原板とは
プラネタリウムの中核となる星の位置や明るさなどを正確に記した特殊なガラス板

五藤光学製プラネタリウムの変遷

五藤光学研究所は1959年、国産初のレンズ投映式プラネタリウムM-1の開発以降、 数多くの機種を世に送り出してきました。 プラネタリウム(※)の多彩な形は、技術革新の成果だけでなく、 つねに人々の願いに応え、先駆けてきた結果です。 どの時代も、次の時代を見つめて、これからもプラネタリウムの進化形をお届けしてまいります。

※ レンズ投映方式で全天に恒星が投映でき、惑星の年周運動が自動のプラネタリウム