クロノスII

科学教育の幅広い用途に応える “クロノスⅡ”

最先端の原板加工技術と高輝度LEDの採用により、従来よりも明るくシャープな星を実現しました。また、全天周デジタル映像システムと融合することで、従来機では不可能であった様々な演出、表現が可能となりました。
実際の観測データを基にして正確な等級差を表現し、科学教育の現場にふさわしい緻密で美しい星空を再現しています。

国内外に17台の納入実績をもつクロノスの後継機種として開発したもので、クロノスで評価を得た操作性やシミュレータ機能はそのままに、高輝度LEDによって、経済性も備えた最新機種です。

  • 惑星投映機を含むめた全長約1mのコンパクトボディで観客の視界を妨げません
  • 自然で美しい星空
  • ハイブリッド対応機
  • 高輝度LED光源で低維持費

機能スペック

太陽、月、水星から土星までの5惑星を独立して動かせるXY制御の惑星投映機構を搭載し、惑星の位置を計算制御で投映することで、さまざまなシミュレーションが可能です。また、年周運動や日年同期など、1年を60秒で再現する卓越した運動性能を誇っています。天の川は恒星と別投映で、淡い天の川を投映する新型の透過フィルム式の他、恒星で再現するレンズ式もあります。(オプション)

  • 卓越した運動性能
  • 過去未来の星空を瞬時に再現
  • 恒星と天の川の明るさを個別に調光

 スペック
標準対応ドーム径:8~16m(水平ドーム/オプションにて18mまで対応可能)
収容人数 :約100~200名
恒星 :6.55等級までの約9500個 (オプションで1000万個の天の川対応可能)

利用シーンの提案

正確な等級差のシャープな恒星で、映像と投映しても星が損なわれることがなく、学習用途に適しています。また、アメリカの大学では、過去や未来の惑星の位置をシミュレーションするなど、天文学の授業でも活用されています。

クロノス シリーズ

クロノスは、使う人の声に耳を澄ませユーザー主導により開発されたプラネタリウムで、操作性の良さからアメリカの多くの大学施設で高い評価を受け、国内外に17台の納入実績があります。

導入事例

 ◇ 「クロノスII」品川区立五反田文化センター

2010年10月、品川区立五反田文化センターが「クロノスII・ハイブリッド」となってリニューアルオープンしました。光学式のリアルで美しく気持ちが和むような星空と全天周デジタル映像システムの迫力ある映像で、プラネタリウムの表現の幅が広がり、多くの人々に星空の感動と発見を伝えています。
ニュースリリース

 ◇ 「クロノス」エル・マールまいづる(関西電力PR館)

豪華客船のような白亜の船体。客船に乗り込めば、一気に地球を飛び越え、 遥かな宇宙への旅へ・・・。 古くから海との関わり深い舞鶴市ならではのユニークな施設に、日本初の海上プラネタリウムがあります。 ドーム直径12mのプライベート感覚のプラネタリウムでは、 四季折々の星座をとおして舞鶴の文化や歴史に触れつつ、 星空への航海が行われています。

命名の由来

米国のプラネタリウムの多くでは、クリスマスの時期になるとベツレヘムの星の演出が行われます。その際、従来機種では2000年分の軸回転を行う必要があったのに対し、クロノスでは、瞬時に時を越えることが出来る機能を備えていました。このことから、過去・現在・未来の宇宙を行き来できるシミュレーター機能が特徴であるクロノスには、ギリシャ神話の“時を司る神 クロノス”の名が冠されました。


※クロノスは日本における五藤光学研究所の登録商標です。