展示映像をリードするドーム映像技術

1970年(昭和45年)、EXPO ’70大阪万博「みどり館」に直径30mという当時世界最大級のドーム映像が誕生しました。ここに用いられていたのが、五藤光学研究所が開発した複数台の映写機による全天全周映画「アストロラマ」です。このドーム映像は、当時としても、そして今日においても世界最大級(直径30メートル)で、70ミリフィルムに対応した投影機や超立体音響設備、そして、5台のカメラが一体化された世界最大(当時)の撮影機(カメラ)が開発されました。10分程の上映作品見るために観客は長蛇の列となり、大阪万博の総入場者数6000万人のうち1割の600万人が鑑賞したと記録が残っています。

以来、弊社は、ポートピア'81「神鋼ポートラマ博」や、つくば '85(科学万博)「ハードピア館」、EXPO'90(花博)、EXPO ’05 愛・地球博などにおいて、弊社の有するハードウェア、ソフトウェア技術を活かし、これまでに無い映像空間を創りだしてきました。

「こんなことが出来れば楽しいだろうなあ・・・」。
今までも、これからも、私たちの技術が、そんな皆様の夢を形にします。

大阪万博から始まる五藤光学研究所の博覧会実績

EXPO '70大阪万博「みどり館」

ポートピア '81「神鋼ポートラマ館」

つくば '85(科学万博)「ハードピア館」

導入事例

◇ 愛・地球博 長久手日本館「地球の部屋」

直径12.8m(地球直径の百万分の一)の360度全球スクリーン。 ここに世界で初めて完全につなぎ目のない映像を作り出しました。 観客はガラスでできたブリッジの上から映像を鑑賞し、 頭の上から足の下まで、世界のどこにもない映像体験が出来ました。

発注者経済産業省/2005年日本国際博覧会協会様
監理・監修・ディレクション:政府出展事業事務局(ディレクターチーム)様
設計・施工:(株)アサツーディ・ケィ様
コンテンツ制作:(株)アサツーディ・ケィ様、日本シネセル(株)様
設計協力:(株)日本設計様
納入品:バーチャリウムII日本館向け特別仕様機

◇ 愛・地球博 地球市民村

このシアターは安らぐことがテーマで、ゆったりと畳やベンチに横たわって映像を鑑賞しました。

建設主体:2005年日本国際博覧会協会様
代理店:(株)博報堂様
設計事務所:(株)デザイナーズユニオン様
納入品:臨場館(プロジェクターのみ)、高精細画像生成PCシステム

◇ 愛・地球博 長久手会場 三菱未来館

観客の前面には巨大な3面のスクリーン。頭上から足下まで、不思議な映像に包まれました。

建設主体:三菱愛知万博綜合委員会様
設計事務所:三菱重工業(株)様
納入品:高精細画像再生PCシステム

◇ 愛・地球博 アイルランド 政府パビリオン 展示室Ⅰ

アイルランドの人々の心のよりどころであるケルトクロス。 巨大な5体のケルトクロスが屹立している空間。 天井は直径10mのドームスクリーンとなっており、 アイルランドの朝から夜までの天空が映し出されました。

建設主体:アイルランド政府 Office of Public Works 様
代 理 店:(株)アサツーディ・ケイ様
設計事務所:(株)綜合アド・サービス様、(株)環境システム研究所様、 (株)菊竹清訓建築設計事務所様
納入品:バーチャリウムⅡV