2026.10.06 / プレスリリース
小山市立博物館の移動天文車がリニューアル
日本初、30cm反射クーデ式望遠鏡を搭載
株式会社五藤光学研究所(取締役社長:五藤信隆、東京都府中市)は、小山市立博物館(館長:荒川和則、栃木県小山市)に、移動天文車「アストロカー」を納入しました。
今回のアストロカーは、2006年に同館へ納入したアストロカーの老朽化に伴いリニューアルしたもので、日本で初めて移動天文車に30cm反射クーデ式望遠鏡を搭載しました。同博物館では、8月22日にリニューアルセレモニーが開催され、さまざまな場所へ移動して天体観望を行うことができる「移動する天文台」として、同館の天文普及活動などで活用されています。
※ 運用スケジュールなどの詳細は、小山市立博物館のホームページをご確認ください。

リニューアルの詳細
[ 施設の概略と経緯 ]
小山市立博物館は、1983年(昭和58年)に、小山市の長い歴史と文化を体系的に学ぶことができる施設として開館しました。アストロカーは2006年に「ほっしー★OYAMA号」として導入、市内の小学校などでの天文教室に活用されてきました。長年の使用により車両および望遠鏡が老朽化したことから、このたび新「ほっしー★OYAMA号」としてリニューアルを行いました。
[ 更新機器概要 ]
今回のリニューアルでは、新たに開発した30cm反射クーデ式望遠鏡を搭載しました。大口径による高い集光力に加え、望遠鏡の姿勢が変わっても覗き口の位置が変わらないクーデ式を採用することで、幅広い年齢や身体状況の方が観望しやすい望遠鏡となっています。30cm反射型クーデ式望遠鏡を搭載した移動天文車は、日本初となります。
[ リニューアルした「ほっしー★OYAMA号」の特徴 ]
<アストロカー車両部分>
- 望遠鏡搭載部分が全開となるオープンデッキ型観望スペース
- 車いす専用の昇降機を搭載
- 速やかな準備が可能で安全に昇降可能な可動ステップ方式
- 博物館の広報車としても活用できる特徴的な外装
<30㎝反射クーデ式望遠鏡>
- 口径30㎝と大口径で、街中でも十分な集光力を発揮
- 望遠鏡の姿勢が変わっても覗き口の位置が変わらないクーデ式を採用
- 安全に太陽を観察できるデジタル式太陽観測装置を搭載
- 簡易な操作で様々な天体を導入可能に
小山市立博物館
小山市立博物館は、1983年(昭和58年)に開館した博物館で、小山市の歴史や文化に関する資料の収集・保存、調査研究、展示などを行っています。常設展示では小山市の文化、歴史を紹介するほか、企画展や特別展、講座などを開催し、郷土の歴史や文化に触れる機会を提供しています。また、アストロカーを活用した小学校などでの天文教育や一般観望会を実施するなど、地域における生涯学習・天文教育の拠点として活動しています。
〒329-0214栃木県小山市乙女1丁目31番7号
オフィシャルHP https://www.city.oyama.tochigi.jp/museum/
解説
[ 株式会社五藤光学研究所 ]
プラネタリウム、大型映像システム、天体望遠鏡製造のトップメーカー。特にプラネタリウムでは小型から超大型のプラネタリウムに至るまで多機種を開発し、現在では1000台を超える納入実績(累計)があります。全天周フィルム映像(アストロビジョン)や全天周デジタル映像装置(バーチャリウム)では、他社に先駆けて機器システムを開発する他、機能を活かした映像コンテンツを制作し、機器の維持管理、施設運営なども行っています。
〒183-8530 東京都府中市矢崎町四丁目16番地
オフィシャルHP https://www.goto.co.jp/
[ アストロカー ]
株式会社五藤光学研究所が1983年に開発し、全国へこれまで12台の納入実績があります。「アストロカー」および「ASTROCAR」は五藤光学研究所の登録商標です。
[ クーデ式望遠鏡 ]
望遠鏡の光学系の一つで、光路に反射鏡等を用いることで、覗き口を固定することができ、無理な姿勢をせず観望を行うことができる方式です。弊社は、1983年に20㎝屈折型として開発し、今回新たに30㎝反射型を新規開発しました。
本件に関するお問い合わせ: 株式会社五藤光学研究所 営業本部 企画営業 TEL 042-362-5366