2015.05.02 / プレスリリース

白井市文化センタープラネタリウムがリニューアル美しく自然な星空を再現する「クロノスⅡ」を納入

株式会社五藤光学研究所(取締役社長:五藤 信隆、東京都府中市)は、白井市文化センター(千葉県白井市)に光学式プラネタリウム「クロノスⅡ」を納入、設置しました。同施設は1994年に開館。設置されていた光学式プラネタリウムの老朽化に伴い更新されました。同施設は2015 年5 月2 日(土)より一般公開されています。

白井市文化センターは、学校のカリキュラムとしての活用や解説員による生解説を主な事業に掲げ、開館以来、21年間にわり独自のプログラムを展開してきました。しかし、長年の使用により機器が老朽化し、安定した運用が困難になったことから「投映方針を継続することのできる機器」であり、かつ、「肉眼で見ることができる最良の星空を忠実に再現する」ために、五藤光学研究所の「クロノスⅡ」が採用されました。

21年間投映に従事されてきた同館の長谷川好世氏は、
「目で見ることのできる最大数約9,500個の星が、明るい星は明るく、暗い星は暗く見えることによってドームに貼りついている星ではなく、奥行きのある星空を手に入れたと感じています。クロノスⅡは直径12Mのドームを銀河系、系外宇宙にまで広げることができたと思います。」と述べています。

弊社は、教育利用や生解説に必要な自然な星空を再現するクロノスⅡが、市民にこれからも長く愛されるプラネタリウムとして同館の投映を支えていきます。

光学式プラネタリウム「クロノスⅡ」の特徴

(1)肉眼で見る最良の星空を再現する「クロノスⅡ」

  • 高輝度LEDを光源に採用し、約6.5等星までの約9,500個の恒星を表現
  • 従来よりも明るく、自然で美しい星空を再現
  • 12星座絵、各種座標系、朝夕焼け、薄明薄暮投映機が付属し、本体だけで投映可能

(2)コンパクトな投映機が作り出す新たな観覧空間

  • 本体は従来機の1/2の大きさで、客席からの視認性が向上
  • 設置面積は従来のおよそ1/4で、車椅子のまま通行できる通路幅を確保

その他の主な改修など

今回のリニューアルでは既存のコンソール筐体を利活用し、生解説に必要なクロノスⅡの機能をボタンスイッチやボリュームとして配置すると共に、既存のドーム照明や音響装置なども制御できるよう配慮しました。
また、プラネタリウム館スタッフにより、プラネタリウムの架台の下に市民の声を集めたタイムカプセルが埋め込まれました。このタイムカプセルは次回の設備更新まで保存されることになっています。
開館以来21年間投映を担ってきた光学式プラネタリウム「G1014si(五藤光学製)」は、白井市民の想いと共にプラネタリウムロビーに展示されています。

白井市文化センター

白井市文化センター(センター長:小松正信)は、図書館・文化会館・郷土資料館・プラネタリウム館からなる複合施設で、1994年に白井町町制30周年を記念して開館しました。文化の創造や鑑賞あるいは生涯学習やコミュニティー活動の場として幅広く利用できる施設となっています。プラネタリウム館には、直径12m水平型ドームのプラネタリウムがあり、「あなたと宇宙を結ぶ空間」をコンセプトに多様な世代・目的に合わせた独自の投映を行っております。
同施設は2015 年5 月2 日(土)より一般公開されています。投映スケジュールの詳細及び交通アクセスについては、同館のHPをご参照ください。
〒270-1422 千葉県白井市復1148-8
オフィシャルHP http://www.center.shiroi.chiba.jp/planet/

解説

[ 株式会社五藤光学研究所(GOTO INC)]
プラネタリウム、大型映像システム、天体望遠鏡製造のトップメーカー。 特にプラネタリウムでは小型から超大型のプラネタリウムに至るまで多機種の量産開発を手掛け、現在では1000台を超える納入累計実績があります。全天周フィルム映像(アストロビジョン)や3Dデジタル映像装置(バーチャリウム)では、他社に先駆けて開発する他、機器設備の能力を活かした映像コンテンツ制作、機器の維持管理、施設運営なども行っています。
〒183-8530 東京都府中市矢崎町四丁目16 番地
オフィシャルHP https://www.goto.co.jp/