2017.04.28 / プレスリリース

大崎生涯学習センターに 絶景プラネタリウム誕生星の色調を再現した最新機種「ケイロンⅢ・ハイブリッド」にリニューアル

株式会社五藤光学研究所(取締役社長:五藤信隆、東京都府中市)は、大崎生涯学習センター(宮城県大崎市:大崎地域広域行政事務組合所管)に「ケイロンⅢ・ハイブリッド」を納入設置 しました。同システムは、肉眼で見える星に固有の色を再現し、天の川を約1億個の恒星で表現する「ケイロンⅢ」と、レーザー光源の最新4Kプロジェクターを採用した全天周デジタル映像システム「バーチャリウムX」を融合した最新鋭の「ハイブリッド・プラネタリウム」です。
同館は、恒星の色調まで再現したリアルな星空と高精細で色彩豊かな映像を映し出す「絶景プラネタリウム」に生まれ変わり、2017 年4月29日(土)より一般公開されます。

納入機器詳細

【ケイロンⅢ】 星の明るさだけでなく、色彩までも再現した世界初の光学式プラネタリウム
肉眼で見ることのできる主恒星約9,500個に固有の色を再現し、約1億個の恒星によって天の川を映し出します。さらに、従来よりも星像を小さく明るくすることで、より自然な星空の輝きを実現。300以上の星雲星団、2,000以上の暗黒星雲も再現しています。また、従来機より小型したことで、観客の視認性を高めています。さらに昇降機能も内蔵し、場所をとらずにプラネタリウム本体が昇降するので、ドーム空間の多目的利用にも対応しています。

[ 旧機との比較 ] GSS-HELIOS(旧) CHIRONⅢ(新)
 恒星球の大きさ 100cm 48㎝
 総恒星数 7.4等星までの25,000個 17.5等星までの約1億個
 固有色を再現した恒星の数 13個 6.55等星までの約9500個
 天の川の投映手法 フィルム原板で再現 細微恒星で再現

【バーチャリウムX】 真のハイブリッドを実現する全天周デジタル映像システム
光源にレーザー光を用いたSONY社製の最新4Kプロジェクター2台を用い、ドーム全天に高精細な映像を繋ぎ目無く投映します。同プロジェクターを採用したプラネタリウム施設は国内初で、星座絵や風景などをケイロンⅢの美しい星空と融合させた“ハイブリッド・プラネタリウム”を実現しています。また、大崎圏域内の学校から見た風景を実装することで、小学校での学習利用において方位などをわかりやすく学べる工夫がなされています。さらに、圏域の観光地や名所などの画像や動画も映し出す機能もあり、多目的な利用にも対応しています。

その他のリニューアル

プラネタリウム機器の納入設置の他、室内を改修し、ドーム内照明や音響システムの更新、番組コンテンツや映像素材などの制作も行っています。

大崎生涯学習センター(パレットおおさき)

大崎生涯学習センター(宮城県大崎市:大崎地域広域行政事務組合所管)は、「GSS-HELIOS(五藤光学製)」と大型映像装置「ASTOROVISION70(五藤光学製)」を併設するドーム直径18m傾斜型のプラネタリウム施設として1998年(平成10年)に開館。多目的ホールや視聴覚施設も備え、その機能を活かし市町の枠を越えた交流・発信・憩いの場として大崎圏域住民に利用され、これまでに延べ130万人を超える来館者に親しまれている。大崎地域の生涯学習の交流拠点として、子どもから高齢者までの各世代に応じた学習内容の充実と学習環境の整備に取り組んでいる。

※ 大崎地域広域行政事務組合とは、大崎市・色麻町・加美町・涌谷町・美里町の1市4町が共同で設置した特別地方公共団体で、管轄地域である大崎広域圏は宮城県の北西部に位置している。

〒989-6136 宮城県大崎市古川穂波三丁目4番20号
オフィシャルHP http://www.palette.furukawa.miyagi.jp/

解説

[ 株式会社五藤光学研究所(GOTO INC)]
プラネタリウム、大型映像システム、天体望遠鏡製造のトップメーカー。 特にプラネタリウムでは小型から超大型のプラネタリウムに至るまで多機種の量産開発を手掛け、現在では1000台を超える納入累計実績があります。全天周フィルム映像(アストロビジョン)や3Dデジタル映像装置(バーチャリウム)では、他社に先駆けて開発する他、機器設備の能力を活かした映像コンテンツ制作、機器の維持管理、施設運営なども行っています。
〒183-8530 東京都府中市矢崎町四丁目16番地
オフィシャルHP  https://www.goto.co.jp/

[ ハイブリッド・プラネタリウム(HYBRID PLANETARIUM)]
株式会社五藤光学研究所が2004年に開発、提唱した新しいプラネタリウムシステムです。光学式プラネタリウムと様々な迫力ある映像を投映する全天周デジタル映像システムを融合させ、各々が常に同じ座標空間を投映できる仕組みを有するもので、日本国内に留まらず、プラネタリウム発祥の地であるドイツをはじめ、米国、欧州、中東、アジア諸国などに数多くの納入実績を誇ります。
同システムには、ドーム径に応じた各種の光学式投映機を有しており、ドーム径8mから最大50mまで幅広く対応している。

※ ハイブリッド・プラネタリウム(HYBRID PLANETARIUM)、バーチャリウム(VIRTUARIUM)、ケイロン(CHIRON)は日本国内における株式会社五藤光学研究所の登録商標です。

本件に関するお問い合わせ:  株式会社五藤光学研究所 クリエイティブカンパニー 企画営業 TEL 042-362-5366