2020.01.24 / トピックス

【海外初導入】ビョルマロ天文台(韓国)のプラネタリウムが「オルフェウス・ハイブリッド」にリニューアル

大韓民国北東部(江原道寧越郡)に位置するビョルマロ天文台に「オルフェウス・ハイブリッド」を納入設置しました。同システムは、光学式プラネタリウム「オルフェウス」と、全天周デジタル映像システム「バーチャリウムX」を融合した「ハイブリッド・プラネタリウム」で、海外初の納品事例となります。

ビョルマロ天文台は、直径8m水平型のプラネタリウム「GS-AT(五藤光学研究所製)」を備え、2001年から運用されてきましたが、投映機の老朽化にともない、これまで以上に星空案内の質を向上させたいという投映方針が打ち出され、リニューアルにいたりました。

同天文台は、標高799.8mの山の上にあり、午前中には眼下に雲海(朝霧)が広がり、夜は遠くに街並みを見下ろせるとても美しい景観の中に立地しており、2006年に公開された韓国映画「ラジオ・スター」の舞台となった場所です。年間約5万人が訪れる韓国で最も有名な天文台で、2019年12月10日より一般公開されています。プラネタリウムは解説員によるマニュアル操作の生解説が中心で、所どころ観覧者とコミュニケーションをとりながらのアットホームな雰囲気が魅力。オルフェウスの美しい星空と機能や操作性も高く評価されています。
また、天体観望会も人気があり、毎晩観測ドームへ続く階段が順番待ちの訪問客の列で埋まるほど賑わっています。韓国にお越しの際は、是非、お立ちよりください。

オルフェウス

ビョルマロ天文台(江原道寧越郡寧越町天文台道397)
* 開台時間は、冬季は午後2時から午後10時、夏季は午後3時から午後11時で、5回のプラネタリウム投映を行っています。(詳細は施設HPでご確認下さい。)