2022.01.11 / プレスリリース

新型光学式プラネタリウム「イーサリオス」初登場
最上広域市町村圏事務組合教育研究センターがリニューアル

株式会社五藤光学研究所(取締役社長:五藤信隆、東京都府中市)は、最上広域市町村圏事務組合教育研究センター(センター所長:髙橋千春、山形県新庄市)に新型の小型光学式プラネタリウム「イーサリオス」を納入設置しました。「イーサリオス」は、天の川を緻密な星の集まりとして表現するなど、全天に300万個の星を投映することができる機種で、同センターが世界で初めての納入となります。
2022年1月リニューアルオープンし、地域の学校利用や理科研修等に活用されていく予定です。一般公開などについては、最上広域市町村圏事務組合のホームページでご確認ください。


リニューアルの詳細

[ 経緯 ]

最上広域市町村圏事務組合教育研究センターは、1972年に創設され、1974年に光学式プラネタリウムを導入。その後、2004年、2011年にデジタル式プラネタリウムに更新し、周辺地域8市町村の子どもたちの理科教育を支え、住民の方々に親しまれてきました。そしてこの度の更新では、"今日の天文教育に求められる水準を満たし、広く地域に愛され、最上広域の子どもたちに夢を持たせることのできるプラネタリウム"のコンセプトに答えることのできる設備として、星空を美しく表現できる光学式プラネタリウムが再び注目され、「イーサリオス」を核としたハイブリッド・プラネタリウムが採用されました。

[ 機器の詳細 ]

「イーサリオス」は、直径28cm重量18kgと、きわめて小さく、そして軽い最新式の光学式プラネタリウムです。肉眼で見える約9500個の恒星と、天の川を再現する約300万個の星の集まりがドームいっぱいに広がり、正確で緻密な星空を堪能できます。季節や気象状況などに則した瞬き機能も搭載し、自然で、息をのむような美しい星空を提供します。
また、ビデオプロジェクターと組み合わせることで、星空解説に必要な〝星座絵や星座線〟〝各種座標系〟などを補完。さらに、プロジェクターからは域内小中学校の校庭から見た風景映像も投映することができるなど、子どもたちの見慣れた学校風景の中で、星空学習を行うことができるシステムとなっています。

<イーサリオスの主な仕様>

  • 主恒星は6.55等星まで約9500個
  • 約300万個の恒星による天の川
  • 12個の輝星に固有の色を再現(ベテルギウス、シリウス、カノープスは個別調光可)
  • 4個の変光星
  • 117個の星雲星団

最上広域市町村圏事務組合教育研究センター

最上広域市町村圏事務組合教育研究センターは、教員の理科研修をはじめ、プラネタリウム投映や視聴覚教材機器の貸出等を主業務とし、1972年(昭和47年)に開設され、創設50年を迎えました。プラネタリウムは学校利用、理科研修、一般公開などに活用されていく予定です。

〒999-5101 山形県新庄市大字昭和660番地
オフィシャルHP 最上広域市町村圏事務組合 https://www.ecopolis.or.jp/kouiki/

※ 最上広域市町村圏事務組合は、山形県北部に位置する、最上8市町村(新庄市・金山町・最上町・舟形町・真室川町・大蔵村・鮭川村・戸沢村)で構成されている一部事務組合です。

解説

[ 株式会社五藤光学研究所(GOTO INC)]
プラネタリウム、大型映像システム、天体望遠鏡製造のトップメーカー。 特にプラネタリウムでは小型から超大型のプラネタリウムに至るまで多機種を開発し、現在では1000台を超える納入実績(累計)があります。全天周フィルム映像(アストロビジョン)や全天周デジタル映像装置(バーチャリウム)では、他社に先駆けて機器システムを開発する他、機能を活かした映像コンテンツを制作し、機器の維持管理、施設運営なども行っています。

〒183-8530 東京都府中市矢崎町四丁目16番地
オフィシャルHP  https://www.goto.co.jp/

[ ハイブリッド・プラネタリウム(HYBRID PLANETARIUM)]
株式会社五藤光学研究所が2004年に開発、提唱した新しいプラネタリウムシステムです。光学式プラネタリウムと様々な迫力ある映像を投映する全天周デジタル映像システムを融合させ、各々が常に同じ座標空間を投映できる仕組みを有するもので、日本国内に留まらず、プラネタリウム発祥の地であるドイツをはじめ、米国、欧州、中東、アジア諸国などに数多くの納入実績を誇ります。
同システムは、ドーム径に応じた各種の光学式投映機を有しており、ドーム径4mから最大50mまで幅広く対応しています。

[イーサリオス(AETHERIOS)]
2020年にリリースした新型の光学式プラネタリウム。これまでのプラネタリウム機器で定評ある〝美しい星空〟を、小さなドーム(直径4~8m)へ提供する〝コンパクト設計〟の投映機で、最上広域教育センターに、世界で初めて導入されました。

※ ハイブリッド・プラネタリウム(HYBRID PLANETARIUM)、イーサリオス(AETHERIOS)は、日本国内における株式会社五藤光学研究所の登録商標です。

本件に関するお問い合わせ:  株式会社五藤光学研究所 クリエイティブカンパニー 企画営業 TEL 042-362-5366