2023.08.29 / トピックス

2023年度『機械遺産』に光学式プラネタリウム「M-1」が認定

この度、弊社の光学式プラネタリウム「M-1」が、一般社団法人日本機械学会が定める2023年度の「機械遺産」として認定されました。同機は、光学式プラネタリウムとして日本初の本格的な量産・市販機種であり、独自の惑星年周棚機構を取り入れたモリソン型の投映機です。1959年の東京国際見本市で初号機が公開されたのを皮切りに1970年にかけて国内外に多数納入されたことから、日本のプラネタリウム機器が世界的評価を獲得する基礎となったものとして評価されました。
なお、東京海洋大学に1965年(昭和40年)に納入した同型機(右写真)は、学生諸氏のメンテナンスにより現在も稼働しており、国産最古の現役投映機として年に一度の海王祭にて公開、上映されています。

※ 機械遺産
歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、主として機械技術に関わる歴史的遺産「機械遺産」(Mechanical Engineering Heritage)について日本機械学会が認定しています。

[写真説明]
機械遺産に認定された東京海洋大学の写真には太陽・月・惑星投映機(投映機上下の筒状の部分)がありませんが、M-1型には写真のとおり、上下に同投映機が備わっています。

日本機械学会「機械遺産」第117号 プラネタリウム投映機 M-1型

一般社団法人日本機械学会