ケイロン4○1

ケイロン4○1は、2015年3月にリニューアルオープンした四日市市立博物館の独自の仕様を加えたオリジナルの投映機です。同機は、2014年7月に発表したケイロンⅢをベースとして開発され、2016年7月に、「最も多くの星を投映するプラネタリウム」に認定されました。

機能スペック

  • 天の川は約18 等級までの約1 億4 千万個の恒星で再現
  • 肉眼で見える9,500の星に固有の色を再現
  • 恒星と天の川の明るさを個別に調光
  • 明るい星と暗い星を別々に調光
  • 最大9個の変光星を再現
  • 星雲星団約300個を忠実に再現
  • 10万通りの星の瞬きを再現
  • 恒星球の直径48㎝に小型化(四日市市立博物館の前機種のGSS-HELIOSOの恒星球の大きさは直径100㎝)
  • ハイブリッド対応機
  • 高輝度LED光源で低維持費

四日市市立博物館のプラネタリウムの特徴

四日市市立博物館に納入したプラネタリウムは、「コズミッククルーザー」と名付けられ、光学式投映機「ケイロン4○1」と、プラネタリウムでは世界初となる8K(e-shift)プロジェクター2台による全天周デジタル映像システム「バーチャリウムII」、 さらに高輝度4Kプロジェクター3台により臨場感あふれる風景を投映する「デジタルスカイラインシステム」の3つのシステムから構築される「トリプルハイブリッド・プラネタリウム」です。

(1) 約6.55等星までの約9500個の肉眼で見える星々全てに固有の色調を再現
直径わずか48cmの恒星球で高輝度LED光源を採用。さらに、約6.55等星までの約9500個の肉眼で見える星々全てに固有の色調が再現されている。 これらは世界で初めての事例となる。また、天の川は、約18 等級までの約1 億4 千万個の恒星が科学的に正しく投映され、暗黒星雲も表現されています。

(2) プラネタリウムでは世界初となる8Kプロジェクター2台を採用
ケイロン4○1とハイブリッドシステムを構成する全天周デジタル映像システム「バーチャリウムII」は、 プラネタリウムでは世界初となる8K(e-shift)プロジェクター2台を採用し、 自社で開発・設計した高解像度対応専用レンズを装着。 ドームスクリーン上の球面に複数のプロジェクターからの映像を正確に重ね合わせることは技術的に難しく、永年培った五藤光学研究所の歪み補正技術が活かされています。

(3) 傾斜型ドームの前方に10Kの風景を投映する「デジタルスカイラインシステム」
4Kプロジェクター3台で風景を投映する「デジタルスカイラインシステム」は、傾斜型ドームの前方に横幅10000ピクセル以上の高精細な画像や動画を投映することが出来きます。 四日市コンビナートの夜景や各地の風景、観光名所など、その場に居るかのような高い臨場感で投映することができます。

ニュースリリース