LEDドームシステム

ニュースリリース
2022/12/14

LEDドームは、LED素子を利用した全天周の映像システムです。曲面に色鮮やかな映像を投映するだけでなく、LEDの特長である高輝度、高色域を活かし、明るい環境下でも映像を視認することが可能です。また、プラネタリウムなどの既設のドームメディアにこだわらず、あらゆる施設(博物館や美術館、テーマパーク、商業施設、各種展示など)への設置も可能です。

  • ドーム映像空間
     - HMDやメタバースでは体験できない高没入感を多人数に提供
     - 遠隔地の風景やイベントなどの様子を高臨場感で別地点に再現
  • ライド・シミュレーター
     - リフレッシュレートが高く、動きの速い映像でもフリッカーが出にくい
     - 画面サイズや設置の自由度が高く、アトラクションの配置に合わせ易い
  • 展示空間
     - プロジェクターでは困難であった新しい展示空間を実現
     - サイエンスショーの背景や、実験の様子の拡大像などを投映

LEDドームの特徴

(1)高輝度、高色域
自発光であり、プロジェクターによる全天周映像よりも遥かに「高輝度・高色域」で、美しい映像を映し出すことがでます。また、外光や室内照明の影響がある場所でも映像を視認できます。
 
(2)自社開発ならではの表現力
LEDドームにおける映像の制御には五藤光学が自社開発した全天周デジタル映像システム「バーチャリウムX」の技術が用いられています。ドーム曲面に配置された無数のLED一つ一つに対して、「バーチャリウムX」からドット・バイ・ドットで映像を送出することで、プロジェクターによる投映映像に比べ遥かに鮮明で美しい映像を表示します。
 
(3)LED素子の技術革新や変化にも柔軟に対応
日本国内のLEDビジョンメーカーの協力の下、最適なLED素子を用いてLEDドームを構築します。LED素子の技術革新は日進月歩であり、価格も変化し続けています。お客先のご要望に応じ、LEDビジョンの最適化を図り、時代の変化に合致したLEDドームをご提案します。
 
(4)新しいメディアとしての可能性
LEDドームは自発光であるため、ロビーやエントランス、多目的ホールの天井など、明るい環境下でも映像を視認することが可能とです。また、プロジェクターとは異なりスクリーンまでの投射距離が不要で、前に人が通っても影が生じない新しいメディアとしての活用も期待されます。

直径5mのLEDドームを自社保有

長年培ってきたプラネタリウムやドーム映像のノウハウと描画エンジン「バーチャリウムX(五藤光学製)」を用いて、国内のLEDビジョンメーカーの協力のもと、直径5mのデモンストレーション用LEDドームを開発し、弊社工場内に設置しています。ドット・バイ・ドットで文字や映像を表示することが可能であり、きめ細やかな映像表現が可能です。
同ドームで投映する映像コンテンツを提供してくれた有限会社ライブの上坂浩光監督は「圧倒的な輝度とダイナミックレンジが描き出すLEDドームのパワーは、これからのフルドーム映像のあり方を変えてしまうかもしれない」と述べています。

映像提供「まだ見ぬ宇宙へ」製作委員会

【デモンストレーション用のLEDドームの仕様】

ドーム径      : 5m
ピッチ幅      : 2.0mm
円弧ピクセル数   : 3,925 pix
最大輝度      : 800nit
色深度       : RGB8bit(10bit対応可能)
諧調        : 16bit
リフレッシュレート : 3,840Hz
フレームレート   : 60/120 fps

※1 本仕様はデモンストレーション用のLEDドームのものであり、納入仕様とは異なります。
※2 ご要望に合わせて、解像度(ピッチ幅)、各種性能などの検討を行います。

【この製品についてのお問い合わせ先】

株式会社五藤光学研究所 営業本部 企画営業
TEL 042-362-5366 E-Mail:leddome@goto.co.jp(「@」を半角にしてください。)