進化する宇宙への瞳 大型望遠鏡

1926年、天体望遠鏡メーカーとしてスタートして以来、 五藤光学研究所は常に限りない宇宙の魅力を探究し続けています。 遥か遠くの僅かな光を捉える天体望遠鏡は、宇宙を自分の目で見ることが出来る身近な観測機器です。弊社は、より遥か遠くの宇宙を伝えるため、大型望遠鏡を開発し続けています。

20cm/25cmCOUDEwithCATS-Ⅲ

  • 型式: クーデ式
  • 口径: 20㎝ / 25㎝
  • 焦点距離: 1800mm / 2000mm
  • レンズの種類: EDレンズ
  • 特徴・特徴:
    • どんな星でも覗く位置を変えずに観測ができます
    • 脚立や踏み台の必要がなく、車椅子のかたでも快適に使えます
    • インターネットを経由して学校や家庭のパソコンからリモート操作も可能

45cmカセグレン赤道儀

  • 型式: カセグレン式 (架台は改良ドイツ式赤道儀)
  • 口径: 45㎝
  • 焦点距離: 5400mm(主鏡F4)
  • 鏡材の種類: 低膨張ガラス
  • 特徴・特徴
    • 研究者の要求を満たす設計
    • クランプを排して高精度のウォームギアによる高速回転を実現
    • 天体ドームとの連動や気象監視、冷却CCDの制御と高度な観測ができます

口径60㎝を超える望遠鏡

弊社では、口径60cmを超える大型反射望遠鏡の開発、製造を行っています。

集団観測システム

観測目的に合わせて複数台の望遠鏡を選択し、それらをスライディングルーフなどに設置するものです。学校など、大人数での観測に適していて、全ての望遠鏡を一度に制御することも、別々に制御することもできます。

リモートテレスコープ

天文台の中で望遠鏡を見ながら操作を行うことは勿論 LAN経由で監視カメラの映像を見ながら、学校の教室や自宅からでもリモート操作で望遠鏡を動かすことができます。リアルタイムで望遠鏡を操作し冷却CCDで天体を撮影したり、撮影を予約しておくことで、指定した日時に自動的にドームを開き、天体を撮像して保存しておくことも可能です。

導入事例

◇ 20cmCOUDEwithCATS-Ⅲ 二本松市立安達太良小学校

小学校の新校舎に自然と調和した天文台が誕生しました。天体ドームは寄棟型を採用し、 山小屋風の校舎とまわりの景観を損なわないように外観デザインに配慮されています。 星空の魅力を伝えるこの望遠鏡は、小学校の授業に活用するだけでなく、 地域の生涯学習の場としても利用できる天文台として活躍中です。

◇ 45cmカセグレン赤道儀 国立チリ大学

日本から地球の反対側に位置する南米チリの国立チリ大学。 宇宙を見つめる研究者のために開発された口径45cmの望遠鏡は、 海を越えて根づく種子のように、学生たちの探究心に応え、 天文学研究の新たな一歩として期待されています。

◇ 集団観測システム 島根県立三瓶自然館サヒメル

島根県の国立公園「三瓶山」の山麓にある自然を学ぶ博物館「三瓶自然館」に、4台の屈折クーデ望遠鏡を備えた集団観測システムが導入されました。施設の最上階がスライディングルーフになっており、パソコンで望遠鏡の動きを同一制御することもできます。