よだかの星原作 宮沢賢治

宮沢賢治が書いた童話の中でも、星とかかわりのある童話は『銀河鉄道の夜』をはじめいくつもあります。この『よだかの星』もその一つです。この名作がデジタルプラネタリウム版となって登場です。
【あらすじ】
よだかは、実にみにくい鳥です。ほかの鳥は、もうよだかの顔を見ただけでもいやになってしまうという具合でした。おまけに鷹の兄弟でも親類でもありませんでした。
ある夕方、とうとう鷹がやってきて、名前を変えなければつかみ殺すと、よだかを脅しました。よだかはもう、遠くの遠くの空の向こうに行ってしまおうと決めて、お日様に連れて行ってくれるよう頼みましたが、昼の鳥ではないと断られ地上に落ちてしまいました。やがてよだかが目を開いたとき、空は青ぐろく、一面の星がまたたいていました。ふたたび飛び立ったよだかは、あちらこちらのお星さまに、一緒に連れて行ってくれるように頼むのですが……。
声の出演:藤原啓治 ほか
録音: AIR AGENCY