2024.09.25 / トピックス

【星空の想像力】アボリジニの(そら) エミューは、暗黒星雲に隠れていた。

五藤光学研究所は、プラネタリウムを通じて星空に親しむ機会を提供することで、星空が私たちの想像力を喚起し、豊かな心を育むことに繋がっていると考えています。
日経サイエンスの弊社広告(裏表紙)では、「星空の想像力」をテーマに、3回シリーズで星空の魅力をご紹介します。
9月25日発売の11月号では、南半球の天の川を取り上げています。

■アボリジニの(そら)
オーストラリアの先住民アボリジニの人々は、天の川の中に珍鳥エミューの姿が見えていました。どこにいるかわかるでしょうか? 
漆黒の闇が広がる大地の頭上に無数の星とともに輝く天の川。彼らは、その星々をつなぎ合わせて生き物の姿を想像するのではなく、光の中に浮かび上がる暗黒星雲そのものの形に、エミューの姿を思い描いたのかもしれません。この「暗黒星雲」にエミューを見出すことは、星空をまったく新しい視点で捉えるアプローチです。ぜひ、プラネタリウムで南半球の星空を体験し、アボリジニの世界観を感じてください。

【参考文献】
「星と暮らす。星を知り、その輝きとともに」藤井旭 著

ケイロンⅢ詳細ページ
「ケイロンⅢ」は、星の位置や明るさといった星空の正確さと、その美しさを最も大切にしています。天の川は1億個を超える微恒星(最大で19等級までの約10億個)で描き、300以上の星雲星団や2000以上の暗黒星雲を余すところなく再現しています。また、星の見え方を忠実に再現するさまざまな調光機能により、その瞬間の星空を創り出すことが可能です。

どこにエミューがいるのかを想像してみてください。
確認したい方は、下の画像にマウスを乗せてください。

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