2025.05.23 / トピックス

【星空の想像力(第三弾)】科学者たちの(そら) 見えない宇宙を、見ていた。

五藤光学研究所は、プラネタリウムを通じて星空に親しむ機会を提供することで、星空が私たちの想像力を喚起し、豊かな心を育むことに繋がっていると考えています。
第三弾では、科学者たちが見上げてきた「星空と想像力」に着目します。

【第一弾】アボリジニの(そら) はこちら
【第二弾】宮沢賢治の(そら) はこちら

■科学者たちの(そら)
「天の川」とは、いったい何でしょうか?
古代ギリシャでは、天の川は星々の集まりとされ、18世紀には望遠鏡の発達により円盤状の星の集団と推測されました。20世紀になると、赤外線や電波など可視光以外の観測によって、その三次元的な構造が明らかにされ、現在では銀河系の中心に巨大なブラックホールが存在することもわかっています。
科学者たちは天の川に魅せられ、想像を膨らませながら、一つひとつ謎を解き明かしてきました。さまざまな波長で捉えた天の川は、私たちに新たな発見と深い学びをもたらします。

ケイロンⅢ詳細ページ
「ケイロンⅢ」は、星空の正確さと美しさを両立するハイブリッド・プラネタリウムです。1億個を超える微恒星で天の川を緻密に描写し、見たまま、感じたままの美しい星空を再現します。さらに、高精細な全天周デジタル映像と組み合わせることで、これまで見ることのできなかった宇宙の姿や最新の研究成果を、臨場感あふれる映像体験としてお届けします。

色々な波長で見た天の川を想像してみてください。(以下をクリック)

可視光
赤外線 IRAS
近赤外線 2MASS
Radio408 MHz LAMBDA
Hα LAMMDA
中性水素 LAMMDA
一酸化炭素 LAMMDA
一酸化炭素 Planck
高X線 18k-40keV
高X線 50k-100keV


天の川画像

※ ケイロンⅢ・ハイブリッド(府中市郷土の森博物館で撮影)

【参考サイト】
多波長で観る宇宙(国立天文台)のwebサイトはこちら